自動車エンジンに組み込まれているロッカーシャフトに、2つの構成部品を圧入組立する機械。
構成部品がパーツフィーダより搬送され、ワーク（シャフト）を手動にて取付後、自動圧入。
その構成部品が正確な位相で組立られているかを、接触式センサーで検査する設備。
圧入ユニットには、メカ送りユニットを搭載し油圧を用いず、低騒音、省スペース化を実現。

自動車エンジン振動を抑えるバランスシャフトのハウジングを切削するロータリ加工機。（写真はOP2）
3台編成のロータリ機で全切削を3台の4stロータリ機にまとめた。ヴァーチカル、ホリゾンタルユニットが多数のstにあり、加工箇所の多い製品を省スペース、ハイサイクルで行なうアルミ製品加工設備。
多軸ヘッドによる穴加工、センタースルー油穴加工、フライス加工など多彩な加工ユニットを要する機械。
製品図面ピッチ公差・±25μの箇所があり、温調付クーラントタンクユニットで対応している。
本設備以降、自社製ゼネバドライブ・インデックステーブルに従来のニードルベアリングから、より高精度と高剛性且つ高寿命を重視したクロスローラベアリングを採用。

自動車エンジンのカムハウジングを洗浄する機械。ブロアファンを搭載し、洗浄後の水切りまで行なう。
本体、タンク、配管までオールステンレス製。パレットに積載されたワークを共洗浄し、搬送はチェーンコンベアにエンコーダを用いて洗浄槽とブロー槽を行き来する。
機械上部にはエアタンクを設け、工場エア圧低下に支障の無いように工夫した設備。

自動車用ミッション系部品で、レバ－とシャフトという2つの構成部品をリベッティングして1つの部品にする機械。
ワークは車種により多品種あり、カシメ後に機内で画像処理によって品種判別まで行なう。
仮圧入にNCシリンダを、搬送にはスクエアモーション、などの採用によりハイサイクルでの加工に成功。

空圧シリンダのアルミ製切断済チューブを、両端面及びポート側より切削する全14stトラマン。

端面フライス加工、4軸取付穴加工、ポート穴ガスタップ加工、止め輪用リセス加工、端面フェーシング加工など様々なスピンドルユニットを使用。そのほとんどが自社製ユニットを用いている。
ベルトコンベアより投入・排出され、反転stで製品を表裏逆転し、ヴァーチカル・ホリゾンタルの2方向からの同時切削を複数のstで行なう、ダイレクトグリッパーフィード式自動加工機。